国語の時間、最近は「城の崎にて」という現代文?随筆?ノンフィクション?的なものが教材なのですが、これが残酷なことを淡々と書かれているのもので。
一部を砕いて話しますと、
作者が散歩中に子供数人と漁夫を見つけます。
その人らは、水面で必死に泳いでいる(人為的に)針の刺さったネズミ目掛けて石を投げて、大笑いをしていました。
ネズミは陸に上がろうとするも針が邪魔して上がれません。
というような場面があるのですが、私はもうショックで国語どころじゃないんです。
前にハムスターを2匹飼ってたからというのもあるかもしれませんが、とても嫌な気分になりました。
実験にマウスを使うことがあるじゃないですか。
何故人間のためにネズミが犠牲にならなければいけないのだろうと思います。
「人間が快適に生活できるようにするため」
とか、
「人間が長生きできるように」
とか、
そんな理由なんでしょうけど。
いやぁ、でも人間がネズミを犠牲にしてまで長生きする意味なんてないと思うけど。
ネズミとか、人間以外を犠牲にするくらいなら私はその実験で得たものはいらないです。
そんなもんで永らえなくてもいいです。
なんだったら実験をしないことが原因の病気だので死んでも構いません。
人間が何様だって話だ。
そんなことを前々から思っていたのですが、今日の国語の時間に私が思っていたこと以上の話を力説してた子がいました。
私の前の席の、森山未來似のかわいい子。
それはもう「仰る通りで!!!」と頭を下げたくなる位でした。
「別にネズミなんて気持ちが無いし、キモイからいいじゃーん」と言ってた子に、
「は!?それは人間が分からないだけで気持ちは絶対ある!!大事な命じゃん、お前は情がないの!?情が!!!」
と、半ばキレ気味で対応。
「知ってる?この世が壊滅するときに最後まで残るのはゴキブリとネズミなんだよー。そんなん何匹がどうしたって話じゃん」
「それは生命力が強いってことじゃん!!人間なんかよりすごいんだよ、世の中を壊そうとしている人間のほうが死ぬべきだ」
あー素晴らしいなこの子の思考。って感心。
いつもおちゃらけてる子だけど、頭がよろしいだけあるわー。
お見事。
・・・私の前世、よほどの人間嫌いだったんだろうなぁ
恵
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